工場設備 Equipment
前処理設備
Pretreatment
Equipment
三愛工業所では、前処理設備として日本国内でも類を見ない「複合式表面処理ライン」を保有しています。
アルミ製品のみならず、鉄や亜鉛、
その他金属にも対応できる前処理ラインです。
複数の薬剤をスイッチの切り替えだけで、
同一ラインで処理することができます。
従来からのアルミ塗装製品の下処理はもとより、
アルマイトに代わる表面処理としてアルミ製品の裸耐食性能に優れた次世代の表面処理も行えます。
ドイツ製の「SurTec650V」で処理をしたアルミニューム製品は過酷な600時間の塩水噴霧試験にも合格しています。
また、アメリカ国防省が規定する装備品の耐久性能に関する「MIL規格」にも適合しています。
アルマイトと違い「電気導通」が可能で、自動車や家電部品など、幅広い分野での使用が見込まれています。
処理後の膜厚も100ナノメートル(0.1ミクロン)と薄く、
塗膜による素材の形状変化もありません。
現在、日本国内で他に例のない三愛工業所「複合式表面処理」の特許・実用新案申請中です。
アルマイトに代わる画期的なアルミニュームの表面処理は、
三愛工業所におまかせください。
アルミ専用前処理ライン(ジリコニウム被膜)
排水処理設備
塗装ブース Painting Booth
前処理を終えた製品は、粉体塗装ブースへと移動し、粉体静電塗装が行われます。
静電気を利用して、粉体塗料を製品に塗着させます。
通常のスプレーガンでの塗装より高い密着性能が得られます。
その後、焼き付けをして表面を固くします。
次の工程では溶剤塗装を施し意匠面を綺麗に仕上げ、製品によってはもう一度粉体塗装で表面を覆い、
焼き付け・完成となります。
静電粉体ブースは大小全部で3施設あり、少量多品種から大量ロットまで対応が可能です。
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- 塗装ライン
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- 全自動粉体塗装ブース
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アルミホイール専用の全自動塗装ブースを所有しています。
アルミ製や金属製への粉体塗装を他社とは一味も二味も違う高品質な塗装に仕上げます。
焼付乾燥炉
Baking Drying
Furnace
塗料の吹付け後の最終処理となります。
焼付乾燥は、塗装の強度を上げるための重要な工程です。
焼付乾燥を行うことにより塗料は熱硬化反応を起こし、
耐候性・耐食性・密着性の強度を高めます。
被塗物の材質と塗料に最適な温度と焼付け時間を割り出し
製品に最適な焼付乾燥を行っています。